バリ島は、リゾート地への新婚旅行を希望する人達に大変人気があります。
美しい海に白い砂浜、ゴージャスでリラックスできるヴィラへの宿泊や歴史ある寺院・バリの民謡舞踊などの観光など、新婚旅行での素敵な思い出が作ることができ、満足度が非常に高いことでも知られています。
比較てきリーズナブルに行くことができるので、新婚旅行でバリ島に行ってから何度もリピートする人も少なくありません。
バリ島に新婚旅行に行く前に知っておくべきこと
バリ島の気候と言語
バリ島はインドネシアにあり、熱帯モンスーン気候に属しています。年間の平均気温は28度前後で、最高気温が30~35度、最低気温が20~25度という暑さが1年中続きます。
年間を通して気温の変動はあまりありませんが、降水量の違いによって雨季と乾季に分かれており、4月~10月が乾季、11月から3月が雨季になります。
乾季にはほとんど雨が降らないのに対して、雨季になるとスコールのような雨が降るのが特徴です。
とはいえ、日本の梅雨のように雨が降り続くということはあまりなく、短時間に大雨が降るという感じなので、雨季であっても観光は十分に楽しむことができるでしょう。
インドネシアの公用語はインドネシア語ですが、インドネシアは多民族国家であるため言語の種類も多く、バリ島では基本的にバリ語がつかわれています。
ただし、バリ島は世界でも有数のリゾート地であるため、観光客の多いところでは英語もかなり通じます。
日本との時差
インドネシアは東西に細長い国であることから、国内でも3つの時間帯にわかれています。バリ島はそのうちの中部に属しており、日本とは1時間の時差です。
日本よりも1時間遅れということになるので、日本が正午のときに、バリ島は午前11時ということになります。首都ジャカルタのあるジャワ島は、西部にあたるため日本とは2時間の時差です。
日本からバリ島へ行くには
成田空港と関空からはバリ島への直行便が毎日出ています。直行便で、成田から7時間半、関空から7時間程度です。羽田や名古屋、福岡などからは乗り継ぎが必要になりますので、10~11時間かかります。
入国時点でパスポートの有効期限が6ヵ月以上、未使用査証欄が2ページ以上ないと入国できないので注意が必要です。
30日以内の観光目的の入国であれば、ビザは必要ないので、新婚旅行では基本的にビザを用意することはないでしょう。
バリ島の通貨
インドネシアの通貨はルピアです。10,000ルピアが日本円で700~800円程度になります。
もともとバリ島にはチップの習慣はないので、渡さなくても特に問題はありません。しかし、観光地ではチップを渡す観光客も少なくありませんので、特に良いサービスを受けた場合は渡してもよいでしょう。
バリ島に行く最適の時期と服装
バリ島観光でベストシーズンと言われるのは乾季です。雨がほとんど降らないので予定が立てやすいだけでなく、湿度が低いため気温が高くてもカラッとして過ごしやすいでしょう。
また、現地でのイベントも多いため、観光するにも見ごたえがあります。ただし、最も人気の高い7月~9月は、日本の夏休みともかぶるため、例年混雑しますし料金も高めです。
予約を早めにして、少しでも費用を抑えると同時に、希望のホテルやアクティビティを押さえておきましょう。
雨季になると、ほぼ毎日どこかのタイミングでスコールが降りますし、湿度が高くなるため乾季に比べると蒸し暑く感じることが多くなります。
とはいえ、気温は乾季と変わらない常夏の島ですから、観光に行く人は多いですし、楽しめないというわけではもちろんありません。お正月などは特に世界中からの観光客でにぎわいます。
注意点
バリ島はリゾート感たっぷりの常夏の島です。
青い空と青い海が美しいというメリットはありますが、そのぶん日差しも強いため、紫外線対策はしっかり行いましょう。帽子や日焼け止め、ちょっとした羽織物などは必須です。
また、インドネシアではイスラム教やキリスト教が信仰されており、人々は宗教的な戒律を守りながら生活を行っています。
観光目的であっても、寺院などを訪問する際はタンクトップやショートパンツなどの露出の多い服装は避けるようにしましょう。また、宗教に関連する祝祭日もあるので、事前に調べておくことをおすすめします。
バリ島へ新婚旅行へ行く際の費用相場。予算はいくら考えるべき?
バリ島への新婚旅行の費用相場は、ハワイなどに比べるとやや低く、二人で30~50万円程度になります。
それでいて、世界中から観光客の来るバリ島には、サービスの行き届いた高級ホテルや観光地、アクティビティなども豊富なので、コストパフォーマンスは高いと言われています。
もちろん日程やプラン、ホテルや飛行機のグレードなどによっても違いますが、費用は抑えながら思い出に残る新婚旅行にしたいという方には、とても良い選択になるでしょう。
買い物重視プラン
バリ島はリゾート地である一方で、ショッピングをするにもとても楽しいところです。
雑貨などが充実しており、特にアタと呼ばれる植物で編まれたカゴやバックなどはとても人気があります。
また、シルバーアクセサリーや織物、木の雑貨など、バリ島らしいアイテムがある一方で、高級ブランドが並ぶDFSもあるので、ブランドショッピングも楽しむことができます。
買い物重視で行くのであれば、2人で30万円程度のツアーに抑えて、ショッピングの予算を増やすのもよいでしょう。
観光重視プラン
バリ島は、遺跡や寺院などもたくさんあるため、観光重視で行くのもおすすめです。
定番のスポットですが、海の精霊を祀ったウルワツ寺院や、タナロット寺院、タマン・アユン寺院、ブサキ寺院などは、機会があればぜひ足を運んでみたい寺院ですし、キンタマーニ高原からの景色も最高です。
観光重視プランの場合はどうしても移動にお金や時間がかかるので、ある程度エリアを絞って予定を建てるとよいでしょう。費用はだいたい2人で35万円~50万円程度です。
アクティビティ重視プラン
海も山もあって自然豊かなバリ島では、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。ブノアエリアではさまざまなマリンスポーツを楽しむことができますしバリ・サファリ&マリン・パークでは象に乗ることもできます。
バリ島でのアクティビティはそれほど高額ではないので、お手頃な料金で存分に楽しむことができ、新婚旅行の思い出作りには最適かもしれません。二人で35万円~50万円程度の費用になるでしょう。
バリ島の新婚旅行の費用を安く仕上げるコツ
時期をずらす
バリ島のベストシーズンである乾季は4月~10月。雨がほとんど降らず、湿度も低くて快適なこの時期は、観光するにもアクティビティを楽しむにも非常に良いシーズンです。
そのため、バリ島を訪れる観光客も多く、ホテルやツアーの料金が割高になる傾向があります。特に、日本はこの時期にゴールデンウィークやお盆などが含まれるため、こうした長期休暇のツアー料金はかなり高額になってしまうのです。
新婚旅行ということで、仕事の休みもとりやすいでしょうから、せめて一般の旅行客が多くなるゴールデンウィークやお盆は避けるようにしましょう。その時期を避けて、平日の出発にするだけでも、費用はかなり違ってきます。
また、雨季でもバリ島は楽しく過ごすことができますので、費用が割安になる雨季に行くのもひとつの方法です。
個人手配で行く
バリ島へは日本から直行便もありますから、自分で飛行機を手配していくのもそれほど大変ではありません。
最近は、インターネットの旅行サイトから簡単に飛行機もホテルも予約できるので、そうして予約をしていくことで、費用を抑えることができる場合もあります。
ただし、旅行会社がまとめて座席やホテルを押さえることで安くなっていたり、オプションがサービスになっていることもあるので、どちらが安くなるか計算しながら計画を立てるのがよいでしょう。
バリ島の新婚旅行に日数別のおすすめモデルプラン
リッツカールトンでリッチな滞在を満喫するバリ島ハネムーン5日間
滞在先を絞ることで、日程と移動を少なくした一方で、宿泊はリッツカールトンに連泊なので、ゆったりと贅沢な気分で楽しむことができます。
長い旅行は難しいけど、バリ島でのんびりとリゾートを楽しみたいという人にはおすすめのプランです。
滞在がデンパサールのみで、都市間の移動がないので、日数の割にはのんびり過ごすことができます。飛行機のグレードを上げてビジネスクラスなどにすれば、さらにゴージャスな新婚旅行になります。
1日目 日本を出てバリ島着。デンパサールへ移動し、ホテルにチェックイン
2日目 ウブド王宮やゴアガジャ遺跡など、ウブド観光。夕食はオープンエアのビーチレストランで。
3日目 午前中はオプショナルツアーに参加して、午後はホテルのスパでのんびり。
4日目 夜の出発まで自由行動。
5日目 朝、日本着。
ウブド地方とビーチ地区を両方楽しむバリ満喫ハネムーン6日間
自然とバリの遺跡などが満喫できるウブド地方に滞在した後、ビーチリゾートも楽しむことができるプランです。
観光もビーチリゾートも両方捨てがたい!という人には大満足のプランでしょう。自由行動の時間もたっぷりあるので、自分のペースで楽しむことができます。
自由行動の時間もたっぷりあるので、希望の観光地などがあればゆっくり訪れることもできますし、バリ島の美しい海を満喫し、オプションでマリンスポーツを楽しむのもおすすめです。
1日目 日本を出発。夕方又は夜にデンパサール着。到着後はホテルに移動。
2日目 終日自由行動。ウブド王宮などの観光をお楽しみください。
3日目 ウブドからビーチ地区に移動。
4日目 終日自由行動。バリ島の美しいビーチで海水浴などをお楽しみください。
5日目 夜の出発まで自由行動。ショッピングなどをお楽しみください。夜の飛行機で出発。
6日目 朝、日本着。
バリ島とシンガポールをたっぷりたのしむハネムーン7日間
バリ島だけでなく、シンガポールにも寄り道をして観光ができるように余裕を持った日程のプランです。
基本的には自由行動のプランなので、好きなところに観光に行ったり、オプショナルツアーに参加するのもよいでしょう。
シンガポールに2泊するので、シンガポールでも観光やショッピングの時間を十分にとっていただけます。
シンガポールに滞在0することで、帰りの飛行機の時間が短くなるので、旅の疲れが出る帰りの行程が楽になります。
1日目 日本を出発。夕方又は夜デンパサール着。到着後はホテルに移動
2日目 終日自由行動。デンパサールの遺跡などの観光をお楽しみください。
3日目 終日自由行動。現地の人でにぎわうマーケットなどをお楽しみください。
4日目 ホテルをチェックアウト、飛行機でシンガポールへ。到着後自由行動。
5日目 終日自由行動。日本語で案内してくれるガイドによる観光などをお楽しみください。
6日目 出発まで自由行動、夜の便シンガポールを出発します。
7日目 午前中に日本着。
新婚旅行で宿泊したい!バリ島のおすすめホテル
アマラテラ ヴィラズ アンド スパ ヌサ ドゥア
ビーチまで徒歩3分というリゾートとしてはとても素晴らしい立地に恵まれたホテルです。
施設内の設備も充実しており、ヴィラに専用プールがあるほか、フィットネスセンターやレストランもあり、もちろん無料Wi-Fiも整っています。
ビーチで南国リゾートを堪能した後は、プライベートもしっかり確保できるヴィラでのんびりできるのも、新婚旅行で人気のある理由でしょう。広々とした空間と、ゴージャスな雰囲気でくつろぎやすいと好評です。
カユマニス ヌサドゥア プライベート ヴィラ&スパ
プライベートビーチやプライベートプールを併設したヴィラで、リラックスした時間を過ごすことができる高級リゾートになります。
空港から15分と移動も便利で、ヴィラの設備も簡易キッチンにガーデンバス、ミニバーなど十分に整っている他、アフタヌーンティーやフルーツバスケットのサービスも嬉しいところです。
日本人のスタッフもいるので、アクティビティの手配や、現地でのおすすめスポットなどを気軽に質問でき、海外旅行に慣れていない人でも安心して過ごすことができます。
グランド ハイアット バリ
高級リゾートホテルの多いヌサドゥアビーチでも、ひときわ大きな規模を持つグランド ハイアット バリは、インドネシア政府によって開発された高級リゾートです。
とにかく規模が大きく、敷地内にはプールが5つ、レストラン、ショッピングアーケードなどがあり、施設内で何日でも楽しむことができます。
もちろん素敵なスパも併設されてしるので、遊び疲れたらスパでリラックスするのもおすすめ。まるで、リゾート全体がテーマパークのような、満足感たっぷりの施設です。
サマベ バリ スイーツ&ヴィラズ
なんといってもビーチまで徒歩1分という素晴らしい立地のリゾートです。白く美しい砂が輝くビーチに面しているため、ビーチリゾートを希望する人には最高のところでしょう。
さらに屋外プールやスパセンター、ジムなどもあるので、ビーチ以外でも充実した時間を過ごすことができます。
ひとつひとつのヴィラも広く、内装もゴージャスなので気持ちよくくつろぐことができますし、二人きりで過ごすプライベート空間というのも新婚旅行のカップルにはうれしいポイントでしょう。
新婚旅行で人気のバリ島の観光スポットやアクティビティ
ダイビング
サンゴ礁に囲まれたバリ島の海は、ダイビングには絶好のところです。
上級者のリピーターも多いほどのダイビングスポットですが、初心者でも潜れるポイントも多く、初心者向けの講習がセットになったアクティビティなども豊富なので、ダイビングの経験がない人でもチャレンジしやすいのではないでしょうか。
場所やタイミングによってはナポレオンフィッシュやマンタに遭遇できることも!他では見られないほどの美しい海は、新婚旅行の良い思い出になるでしょう。
ウルワツ寺院
パリ島随一の観光スポットであり、パワースポットとしても知られるのがウルワツ寺院です。デンパサール国際空港から車で45分程度の場所にある寺院で、バドゥン半島の海岸沿いにあります。
ここを訪れるなら夕暮れ時がおすすめで、美しいサンセットが見られるだけでなく、毎日夕方にはバリの伝統舞踊であるケチャダンスが行われています。
バリの観光スポットとしては定番中の定番ですが、初めてのバリであれば一度は訪れておきたい場所だといえるでしょう。
ウブド
バリ島というと、美しいうみに面したビーチリゾートをイメージする人が多いかもしれませんが、内陸のウブドも人気の観光スポットです。
ウブド王宮やウブド市場などの観光スポットのほか、森林に囲まれた山間部ならではのリゾート感があります。
村でガムラン音楽やバリ舞踊といった、バリ特有の芸術も楽しむことができるので、バリ島に来たという気分を存分に味わうことができる場所でもあります。猿がたくさん生息しているモンキーフォレストで猿にエサをあげたりもできます。
ブサキ寺院
アグン山の中腹にある寺院で、約30もの寺院から成っていますバリ・ヒンドゥー教の総本山であり、荘厳な雰囲気が漂う場所でもあります。
観光に行くことはできますが、現地の信仰を持つ人にとっては神聖な場所ですから、露出の多い服装などで訪れるのは避けましょう。
サロンと呼ばれる長い巻きスカートのようなものを履いていないと入場できませんが、入り口にあるお店でレンタルすることもできます。
エリアによっては異教徒は入れないところなどもありますが、新婚旅行の思い出にはよい場所になるでしょう。
まとめ
バリ島は世界中から旅行者が訪れるだけあって、リゾートを楽しむにも観光を楽しむにも良いスポットがたくさんある素敵なところです。
それでいてハワイなどに比べると費用も安く済むことが多いので、日本からの新婚旅行客が多いのも納得でしょう。
プライバシーが十分確保できるヴィラに泊まり、ラグジュアリーなハネムーン気分を味わうのがおすすめです。