インド洋に浮かぶ楽園・モルディブは、新婚旅行の行先として人気のスポットでもあります。
美しい砂浜、青い海と空、リゾート気分を存分に楽しむことができるのがモルディブの魅力。オーシャンリゾートの中でもワンランク上の快適さを満喫できます。
モルディブに新婚旅行に行く前に知っておくべきこと
モルディブの気候と言語
モルディブは、年間を通してTシャツで過ごせる程度の気温が続く、過ごしやすい気候が特徴です。
平均気温は28度で、年間を通した寒暖差はありませんが、雨季と乾季で降水量はかなり異なります。
乾季にはほとんど雨は降りませんが、雨季の降水量はかなりの数字になります。
ただし、日本の梅雨のように一日中シトシト雨が降ることは少なく、短時間にスコールのような雨が降るため、雨季であっても海で泳いだり観光を楽しんだりすることはできます。
モルディブの公用語はディベヒ語です。ただし、リゾートなどでは英語もかなり通じますので、ディベヒ語がわからなくても困ることはないでしょう。
日本との時差
日本とモルディブの時差は4時間です。日本のほうが4時間早く、日本が正午の時にモルディブは午前8時になります。
サマータイムはありませんが、リゾートタイムを導入しているリゾートも多く、そこではモルディブの標準時間よりも1時間早くなるので、その点は確認をしておきましょう。
日本からモルディブへ行くには
モルディブの国際空港は、マーレになりますが、現在日本からマーレに行く直行便はありません。そのため、中東やアジアの空港を経由していくことになります。
以前直行便があったころは、10時間半程度のフライトで到着していましたが、現在は乗り継ぎが必要になるため、乗り継ぎの時間も含めて13~15時間程度必要になることが多いです。
モルディブの通貨
モルディブの通貨は、モルディブ・ルフィア(MNR)です。ただし、リゾート地やホテルではほとんどアメリカドルが使えますし、むしろ支払いをアメリカドルに限定しているところも少なくありません。
また、日本でモルディブ・ルフィアに両替することができず、現地でアメリカドルから両替することになります。
また、リゾート地ではほとんどクレジットカードでの支払いもできるので、そのほうが断然便利です。
そのため、現金はある程度の金額を日本からアメリカドルに両替して持っていくようにしましょう。
チップなども必要になるので、1ドルや5ドルといった細かい紙幣も用意しておいたほうがよいでしょう。
モルディブ・ルフィアが必要になったら、現地で両替できるので心配ありません。旅行者の中には、一度もモルディブ・ルフィアを使わなかった、ということもありますので、特に準備していく必要はありません。
モルディブに行く最適の時期と服装
モルディブのベストシーズンと言われるのは、乾季である11~4月です。年間を通して25~30度と暖かいのは変わりませんが、乾季にはほとんど雨が降らず、爽やかな気候でリゾートには最適です。
ただし、雨季でも日本の梅雨のように雨が続くということはあまりなくて、スコールのような雨が短時間降ることが多いです。
気温も乾季と変わらないので、マリンリゾートは十分楽しめますし、乾季に比べると料金を安く設定しているところも多いので、雨季に行くメリットもあります。
服装は、半袖や短パン、サンダルといったリゾート風の夏服で年中過ごせますが、朝晩や冷房対策として軽い羽織物は用意しておくとよいでしょう。
また、レストランなどによっては、ドレスコードがある場合もあるので、きちんとした洋服も一通り持っておくことをおすすめします。
注意点
モルディブは、観光というよりも、リゾートを楽しむことが中心になります。
水上に点在するコテージに青い海と空が本当に美しい場所ですが、それだけに紫外線も強烈です。日焼け止を多めに持参して、何度も塗りなおすようにしましょう。
また服装は基本的にはリゾート風のラフな服装でかまいませんが、新婚旅行ですからそれなりのレストランでディナーなども考えているのであれば、ある程度きちんとしたワンピースなども持参しておきましょう。
また、モルディブでもホテルやレストランではチップも必要なので、常に用意しておくことを忘れずに。
モルディブへ新婚旅行へ行く際の費用相場。予算はいくら考えるべき?
モルディブへ新婚旅行へ行く際の費用相場は、シーズンや泊まるホテルのグレードにもよりますが、だいたい一人20万~50万円程度と考えてよいでしょう。
それが二人分ですから、40万~80万円が費用の相場ということになります。
現地であちこち観光に行ったり、オプショナルツアーをあれこれオーダーする、というよりは、リゾートをのんびり楽しむことが多い場所だけに、食事込みのツアーを申し込めばほとんどがツアーの料金で賄えるということも多く、その他必要なのはお土産代だけ、という人も少なくありません。
のんびりリゾートプラン
モルディブは、海上コテージが人気のリゾート地で、そこでのんびり過ごすというのが人気のプランになります。
各コテージから自由に海に降りることができ、シュノーケリングを楽しんだり、海から上がってテラスでのんびり過ごすのも気持ちが良いもの。
料金は、ホテルのグレードによってかなり違ってきますが、そこそこのホテルでも十分気持ちよく過ごすことができますから、1人30~40万円の予算で満足できる新婚旅行になるでしょう。
アクティビティ重視プラン
モルディブのアクティビティといえば、やはり海での活動が中心になります。
水上コテージから気軽に海に入ることはできますが、無人島へのシュノーケリングツアーや、ハウスリーフでのシュノーケリングなど、モルディブならではの美しい海を満喫できるツアーもたくさんあります。
また、よりアクティブなものが好きな人には、Xジェットやジェットブレードもおすすめ。背中や足元から勢いよく噴出する水の力で、まるで空を飛んでいるような体験をすることができます。
こちらも料金は宿泊するホテルのグレードなどによって違ってきますが、1人30~50万円程度の料金を考えておくとよいでしょう。
モルディブの新婚旅行の費用を安く仕上げるコツ
一生の思い出になる新婚旅行なのだから、ケチケチせずに贅沢な旅行をしたい、という人もいるでしょうが、これから始まる新生活のことを考えると、少しでもお金を置いておきたいと思うのも賢明です。
世界でも人気の高いリゾートであるモルディブは、費用を抑えても十分に幸せな体験ができるところですから、予算に合わせた新婚旅行を企画するとよいでしょう。
時期をずらす
人気の高い乾季を避けるというのが、費用を安く仕上げるという点では簡単でしょう。
確かにほとんど雨が降らず、穏やかな天候が続く乾季はモルディブに行くにはよい季節ですが、雨季だからといって決してモルディブが楽しめないわけではありません。
そもそもモルディブの雨季は日本の梅雨のように長雨がつづくわけではなく、スコールのような雨が降るため、晴れている時間も多く、アクティビティなども十分楽しむことができます。
また、乾季であっても、お盆やゴールデンウィークといった、一般の旅行客が増える時期を避けるだけでも、費用は格段に安くなります。
ツアーを吟味する
行先によっては個人旅行のほうが安い場合もありますが、モルディブの場合は一般的にツアーのほうが安いことが多いです。
また、ツアーによっては新婚旅行特典として、ウエルカムフルーツや、ケーキなどがサービスされることもあります。
また、手配もツアーのほうが格段に楽ですし、リゾートでのんびりするツアーが多いため、ツアーといっても自由行動の時間が長く、個人旅行とあまり違いはありません。
モルディブの新婚旅行に日数別のおすすめモデルプラン
水上コテージでゆっくり過ごす、モルディブハネムーンプラン(3泊5日)
モルディブと言えば水上コテージ!美しい空と海が満喫できる水上コテージでの3泊は、ゆったりした新婚旅行を希望するカップルには最適でしょう。
コテージからは直接海に降りることができるので、自由に泳いだりシュノーケリングを楽しむことができます。
夜はドレスアップしてホテルのディナーを楽しむのもおすすめです。
到着日 シンガポールで乗り継ぎを行い、モルディブ着は夜になるため、すぐにホテルにチェックイン
2日目 終日自由行動になるので、水上コテージでゆったりした時間をお楽しみください
3日目 終日自由行動。ディナーはホテルのレストランで。ドレスアップして新婚旅行気分を満喫。
4日目 出発までフリータイム
最終日 日本に到着 到着後は自由解散です。
アクティビティも満喫する大満足モルディブプラン(4泊6日)
コテージに滞在し、ゆったりした時間を過ごしながらも、オプションのアクティビティを組み込むことでモルディブの大自然やマリンスポーツを満喫できるプランです。
日本ではちょっとできないようなアクティビティを希望する方でも大満足いただけるでしょう。
到着日 シンガポールで乗り継ぎを行い、モルディブ着は夜になるのですぐにホテルにチェックイン。
2日目 水上コテージで一日のんびり。旅の疲れを癒しながら、美しい海で過ごします。
3日目 無人島へのシュノーケリングツアーに参加。午後はホテルのスパでのんびり。
4日目 アクティビティでカヌーを体験。ディナーはドレスアップしてワンランク上のレストランへ。
5日目 出発までフリータイム
最終日 日本に到着 到着後は自由解散です。
結婚式もモルディブで!挙式&ハネムーンプラン(6泊8日)
モルディブで海外挙式を行い、そのまま滞在して新婚旅行も楽しむプランです。
モルディブには挙式可能はチャペルがいくつもありますが、どれもモルディブの美しい自然の中で思い出に残る結婚式ができるところばかりです。
参列するご家族やご友人にもモルディブを楽しんでいただけます。
到着日 シンガポールで乗り継ぎを行い、モルディブ着は夜になるのですぐにホテルにチェックイン。
2日目 挙式の打ち合わせ。参列者は自由行動になるので、モルディブのリゾートを満喫。
3日目 挙式・写真撮影など
4日目 終日自由行動になります。参列者はこの日にチェックアウトをして日本に帰国。
5日目 オプショナルツアーのシュノーケリングやバナナボートでモルディブの海を満喫。
6日目 自由行動になるので、コテージでのんびり過ごしたり、オプショナルツアーを楽しみましょう。
7日目 出発までフリータイム
8日目 日本に到着 到着後は自由解散です。
新婚旅行で宿泊したい!モルディブのおすすめホテル
コンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランドリゾート
モルディブでもかなり有名で人気の高いリゾートです。世界一のホテルに選ばれたこともあるだけあって、施設もサービスも大満足のホテルです。
特に人気が高いのが、ガラス張りの水中レストランで、青い海やきらめく陽の光の中で泳ぐ魚たちを見ながらの食事は、他ではできなり最高の贅沢です。
また、砂浜にハートを描いたろうそくの中でのプライベートディナーなど、ハネムーナーに人気の演出が可能なところも人気の理由となっています。
ギリ・ランカンフシ
出典:ギリ・ランカンフシ
ひとつひとつの水上コテージが広く、コテージとコテージの間もスペースが十分にあるなど、モルディブの海を贅沢に満喫できる高級リゾートになります。
インテリアは自然に寄り添ったナチュラルかつセンスの良いもので、落ち着いた空間がゲストを最高に和ませてくれると好評です。
施設のほとんどが海上にあるため、まさに海の上で生活している気分を味わうことができます。コテージからすぐに魚がたくさんいる海に降りることができるので、シュノーケリングも楽しみやすいホテルです。
コンスタンス・ムーフシ・リゾート・モルディブ
このリゾートがあるアリ環礁は、ダイビングスポットが豊富なことでも知られているところです。
そのため、ダイビング好きな人におすすめなのはもちろん、水上コッテージから手軽にシュノーケリングを楽しみたい人にも大満足のスポットになります。中でもこのリゾートがおすすめなのは、日本人スタッフがいること。
モルディブのリゾートはどこでも英語が通じるのでそれほど困ることはありませんが、やはり日本人スタッフがいるとアクティビティの細かい内容を確認出来たり、いざという時にも頼りやすいので安心でしょう。
フォーシーズンズ・クダフラ・リゾート
世界でも有名な高級ホテルチェーンである、フォーシーズンズのモルディブリゾートです。広々とした各コテージは清潔感があり、全室プール付きの上、ガラス窓越しに海を見ながら入浴できるバスルームがあるなど、贅沢な造りになっています。
レストランも複数あり、アジア系からイタリアンまでさまざまな料理を楽しむことができるのも魅力です。
アクティビティも充実しており、サーフィンなどを満喫した後は極上のスパでリラックスするのもおすすめです。
新婚旅行で人気モルディブの観光スポットやアクティビティ
無人島へのシュノーケリングツアー
水上コテージの多くはコテージから手軽に海におりてシュノーケリングを楽しむことができますが、こうしたツアーに参加するとより魚の豊富なスポットでシュノーケリングを楽しむことができます。
ダイビングはちょっと敷居が高い、という人でもシュノーケリングなら気軽に楽しむことができるでしょう。夫婦で一緒にできるので、新婚旅行には特に人気の高いアクティビティのひとつです。
フィンやマスクはツアーに参加すれば貸してもらえるので、時間が空いたら現地で予約して参加するのもよいでしょう。
ドルフィンクルーズ
日本でも人気のドルフィンクルーズをモルディブの美しい海で楽しむことができます。
夕方のほうがイルカが見られる確率が高いため、サンセットクルーズになっているものも多く、イルカを探すだけでなく、美しい夕焼けを見ながらのクルーズができるのも魅力です。
3時間程度のクルーズが多いので、少し時間に余裕があれば気軽に参加してみるのもよいでしょう。日本からの予約もできますが、現地での予約や参加ももちろん可能です。
・ダイビングライセンス取得コース
3日間から4日間とやや長めのコースになりますが、ダイビングのライセンスを取得することができるコースです。
ダイビングの研修や練習の合間に、イルカウオッチングをしたり、シュノーケリングをしたりと、モルディブの海を楽しみながらのコースになるので、このコースだけで十分満足できるアクティビティになるでしょう。
滞在日数に余裕があるのであれば、おすすめのアクティビティです。この先ダイビングを趣味にしたいという人には特に人気のコースになります。
ジェットパック・ジェットブレード
水を勢いよく噴出することで、空中高く飛び上がるジェットパックやジェットブレードも二木のアクティビティです。
日本ではできるところが少ないので、モルディブでぜひ体験してみてはいかがでしょうか。インストラクターが教えてくれるので初心者でも十分に楽しむことができ、アクティブなマリンスポーツが好きな人には特に人気のアクティビティになります。
できるリゾートが限られているので、希望する場合はどこでできるかを調べてから行くことをおすすめします。
スパ
リラックスできるリゾートが魅力のモルディブには、世界的にみても人気のスパが多数あります。
美容を目的としたエステ感覚のトリートメントから、旅の疲れはもちろん、日々の疲れを癒してくれるマッサージなど、快適かつ贅沢な時間を過ごすことができるでしょう。
多くのリゾートにはスパが併設されていて、パッケージの中に毎日のスパが組み込まれている場合もありますが、オプションで充実したトリートメントを行うのもおすすめ。新婚旅行で初めてスパを体験してその快適さに驚く男性も少なくありません。
まとめ
ひとつの島にひとつのリゾートが基本のモルディブは、ゆったりしたマリンリゾートが人気のスポットです。
客室がひとつひとつ独立した水上コテージになっている場合が多く、リゾート内でのんびり過ごすこともできるため、新婚旅行には特に人気のエリアになります。
リゾートのグレードで費用などはかなり違いますが、どのリゾートも満足度が高いため、予算に合わせたプランニングで十分に楽しむことができるでしょう。