ニューカレドニアは、「天国に一番近い島」としても知られているほど美しいリゾート地で、世界中の人がビーチリゾートを楽しみに訪れます。
日本人の新婚旅行先としても人気が高く、さまざまなツアーも用意されています。のんびりビーチで過ごすのも良いですし、アクティビティも楽しめる素敵な島です。
ニューカレドニアに新婚旅行に行く前に知っておくべきこと
ニューカレドニアの気候と言語
ニューカレドニアには一応四季はありますが、基本的には年間を通して温暖な気候になります。
平均気温は24度前後、南半球にあるため季節は日本とは逆で、12~3月ごろが夏、6~9月ごろが冬になりますが、夏でも一日の平均気温は30度を超えませんし、冬の平均気温も20度程度です。
冬でも日本のように寒いわけではありませんが、さすがに海水浴は難しい気温になります。
ニューカレドニアはフランス領であり、公用語はフランス語です。また、離島ではカナック語という現地の言葉も使われています。
ただし、ニューカレドニアは世界でも有数のリゾート地ですから、観光客が多く、ヌメア市内やホテルなどの観光客が集まる場所ではたいてい英語が通じます。
また、レストランのメニューに日本語も併記しているところがあるなど、日本語での説明があるケースもあるので、言葉についてはあまり心配することはありません。
日本との時差
日本とニューカレドニアの時差は2時間です。日本の時間に2時間プラスしたものがニューカレドニアの現在時刻で、日本が正午の時にはニューカレドニアは14時ということになります。
サマータイムは実施していないので、年間を通して同じ時差です。距離は特に違いわけではありませんが、時差が少ないので日本から旅行にはいきやすいといえるでしょう。
日本からニューカレドニアに行くには
日本からは、東京と大阪から直行便が毎日就航しています。フライト時間は約8時間半なので、それほど遠いわけではありません。
滞在期間が90日以内であればビザは不要で、入国時には、滞在期間プラス3カ月の有効期限のあるパスポートが必要になります。
ニューカレドニアの通貨
ニューカレドニアの通貨は、タヒチと共通のフレンチ・パシフィック・フランで、CFPまたはXFPと表記します。レートによって異なりますが、1CFPは1円前後になります。
多少の現金は持っておいたほうが安心ですが、ホテルはもちろん、街中のショップやレストランでもクレジットカードを使用できるところが多いので、クレジットカードをメインで使うほうが便利です。
ただし、場所によっては現金が必要になることもあります。離島で急に「現金がなくて困った!」ということいならないように、行先によってはある程度の現金を用意しておくようにしましょう。
ニューカレドニアに行く最適の時期と服装
ニューカレドニアは年間を通して気候のいいところですが、旅行に行くベストシーズンとなると、やはり夏にあたる9月~3月になるでしょう。
夏といってもカラッとして爽やかなので過ごしやすく、もちろん海水浴やマリンスポーツを楽しむこともできます。冬でも温暖で過ごしやすいのですが、海水浴などはできませんし、朝晩は冷え込みますので、それなりの服装で行ったほうがよいでしょう。
夏は基本的に半袖短パンで大丈夫ですが、こちらも朝晩は気温が下がることも多いので、長袖の羽織物などがあったほうがよさそうです。
注意点
ニューカレドニアは比較的治安のよいところですので、夜の一人歩きなどでなければ、それほど心配することはありません。
とはいえ、旅行先では気が緩みがちなので、荷物の管理などはしっかり行うようにしましょう。また、車道が日本と逆で、右側を車が走るので、道を歩き時は気をつける必要があります。
ニューカレドニアは、基本的にはチップを渡す習慣はありません。レストランやホテルでは、サービス料込みの金額になっているので、チップを気にする必要はないでしょう。
ニューカレドニアへ新婚旅行へ行く際の費用相場。予算はいくら考えるべき?
ニューカレドニアへの新婚旅行の費用は、滞在先や旅行の期間、時期によってもかなり違います。
4泊6日前後の日程で、ニューカレドニアに新婚旅行に行った場合の費用は、2人で50万円前後が相場です。
ニューカレドニアの場合は、最大の都市であるヌメアでの滞在が一般的ですが、離島に滞在することも可能です。
離島に行くとお店などは少なくなりますが、海はとてもきれいなので、のんびりビーチリゾートを楽しみたいという場合には離島滞在がおすすめです。
ただし、費用は割高になりますので、予算に余裕がある場合にはぜひ離島での時間をお楽しみください。
ビーチでのんびりプラン
ニューカレドニアの美しい海を眺めながら、とにかくのんびり過ごしたいという人は、イルデバンなどの離島に滞在するプランがおすすめです。
もちろんニューカレドニアの海はどこもきれいなのですが、離島のビーチの美しさは格別ですから、最高のリゾートを楽しむことが出来ます。
滞在自体はヌメアに滞在するよりも高くつきますが、ショッピングなどする機会は少なくなるでしょうから、他のところの費用を押さえて離島でのんびりするのも新婚旅行の良い思い出にはなでるでしょう。費用はだいたい2人で60~80万円くらいです。
アクティビティ重視プラン
美しい海に囲まれたニューカレドニアではさまざまなアクティビティを楽しむことができます。
ダイビングやシュノーケリングはもちろん、カヌーや、スタンドアップパドル、ジェットスキーなど、新婚旅行らしく二人で一緒に楽しめるものを選ぶのもよいでしょう。
ヌメア出発の日帰りツアーなどもいろいろあるので、ヌメアに滞在してそこからアクティビティなどに参加するのもおすすめです。
滞在そのものは離島滞在よりは安いので、アクティビティの料金を入れて2人で50~70万円が相場になります。
ニューカレドニアの新婚旅行の費用を安く仕上げるコツ
時期をずらす
ニューカレドニアは、気候のいいところですが、四季があり常夏というわけではありません。
冬は平均気温が20度くらいになりますので、日本の春くらいの気候になり、気持ちよく過ごすことはできますが、ビーチで過ごすには少々寒い日が多くなります。
そのため、ベストシーズンは夏にあたる9月~3月と言われており、その時期のほうがどうしてもツアーなどは割高になります。
また、日本の長期休暇にあたるGWやお盆、年末年始などもツアー料金は高くなりますので、それらの時期を外すと、比較的安いツアーが見つけやすくなるでしょう。
激安ツアーを探す
ニューカレドニアは日本でも人気のリゾート地ですから、たくさんのツアーが組まれています。
ツアーの内容はもちろん、泊まるホテルや、飛行機の便、アクティビティや食事の有無などもかなり違いがあり、同じような内容でも旅行会社によって料金が違うことも多いので、資料などはたくさん取り寄せて、いろいろ比較して激安ツアーを探してみるのもよいでしょう。
とはいえ、大切な新婚旅行ですから、ある程度信頼できる旅行会社を選ぶことも大切です。
個人手配を考える
旅行の時期や内容によっては、個人手配で行ったほうが安くなることもあります。
今は、ネットで簡単にホテルも飛行機も予約できますので、そういった手配が好きは人は、自分でプランを立ててみるのもいいかもしれません。
とはいえ、個人で手配したほうが安くなるとは限らないので、一度それで計算してさらにツアーと料金を比較してみるのがよいでしょう。
個人手配の旅行は、それはそれで思い出になりますから、新婚旅行にはおすすめではあります。
ニューカレドニアの新婚旅行に日数別のおすすめモデルプラン
日帰りツアーや観光付きのお任せニューカレドニア5日間
新婚旅行だからこそ、観光や移動がセットになったプランを選んでおくと、すべてお任せできるのでリラックスして過ごすことが出来ます。
見るべき観光地などもしっかり押さえてくれて安心ですし、効率よく時間が使えるのもメリットでしょう。
食事などもセットになったプランを選べば、どこで食べればよいか迷うこともありません。自由時間も程よくあるので、ゆっかり過ごすのもいいですし、アクティビティなどを申し込むのもよいでしょう。
1日目 午前中に日本を出発。夜にヌメア着。ホテルへ移動
2日目 午前中はバスでヌメア市内観光。午後は自由行動。
3日目 アマデ島日帰りツアーへ
4日目 お昼前にホテルをチェックアウト。夜の出発まで自由行動。機中泊。
5日目 午前中に日本着。
メトル島とヌメアを巡るニューカレドニアハネムーン6日間
ヌメア島といえば、ニューカレドニアでも珍しい水上バンガローが人気です。きれいな海と水上バンガローからのサンセットは格別の美しさですから、新婚旅行には最適でしょう。
メトル島はヌメアからも近いので移動も楽ですし、それでいて離島滞在のリラックス感も味わうことができます。
また、シュノーケリングなどのアクティビティもできるので、ニューカレドニアの海を満喫することが可能です。ヌメアでの自由時間も十分にあるので、ショッピングやお土産の手配などの心配もありません。
1日目 午前中日本発。夜ニューカレドニア着。ヌメア泊
2日目 昼過ぎまでヌメアにて観光。午後メトル島に移動。
3日目 終日自由行動。ビーチでくつろいだり、アクティビティをお楽しみください。
4日目 午前中自由行動。午後にヌメアに移動
5日目 夜の出発まで自由行動。ショッピングなどをお楽しみください。深夜の便でニューカレドニア発。
6日目 午前中日本着。
イルデバン島とヌメアの両方に滞在する贅沢ニューカレドニア8日間
のんびりしたビーチリゾートを楽しむなら、やっぱり海の美しさが格別の離島滞在がおすすめです。
このプランでは、人気のイルデパン島に3泊、ニューカレドニア最大の都市であり、観光やアクティビティへの移動に便利なヌメアに3泊する贅沢なプラン。
余裕のある日程でニューカレドニアを最大限に楽しむことができます。自由行動が多いので、アクティビティやミニツアーなどを組み込んで、オリジナル感のある新婚旅行にするのもよいでしょう。
1日目 午前中に日本出発。夜にヌメア着。ヌメアのホテルに宿泊。
2日目 午前中にイルデパン島に移動。到着後は自由行動。
3日目 終日自由行動。イルデバン島の美しい海でビーチリゾートをお楽しみください。
4日目 終日自由行動。無人島ツアーなどのオプショナルツアーなどもあります。
5日目 午前中自由行動。午後にヌメアに移動。ヌメアのホテルに宿泊
6日目 終日自由行動。ヌメアで観光やショッピング、アクティビティなどをお楽しみください。
7日目 夜の出発時まで自由行動。夜にニューカレドニア発。機内泊。
8日目 午前中に日本着。
新婚旅行で宿泊したい!ニューカレドニアのおすすめホテル
ル メリディアン イルデパン
ニューカレドニアの離島の中でも最も人気の離島であるイルデパン島にある高級リゾートです。青く美しい海が目の前に広がっており、周囲は南国らしいヤシや南洋スギの森に囲まれた自然を存分に感じられるロケーションです。
プライベートビーチも綺麗ですが、天然のプールとも呼ばれるピッシンヌ・ナチュレルにも近いので、宿泊した際にはぜひ行ってみるとよいでしょう。サービスやインテリアにも定評があり、新婚旅行には最適のホテルです。
ヒルトン ヌメア ラ プロムナード レジデンス
ヌメアにある、ヒルトングループのコンドミニアムで、賑やかなアンスバタのど真ん中で目の前がアンスバタビーチという、利便性抜群のホテルです。
しかも、全室オーシャンビューなので、ニューカレドニアの美しい海を一望でき、新婚旅行のよい思い出になります。
バスタブ付きのバスルームやキッチンが備わったコンドミニアムで、室内に電子レンジや洗濯機、アイロンまであるので、水着や着替えを洗ったりできてとても便利です。日中は日本人スタッフがフロントに常駐しているのも助かります。
ラマダ ホテル&スイーツ ヌメア
ビーチからはやや奥まった場所にありますが、このホテルの魅力は何といっても美しい景観です。
円筒型のツインタワーになっているので、上層階に宿泊すれば部屋からも素敵な景色が望めるのですが、ここでお勧めなのが、最上階にあるレストランです。
フロア全体が回転するフレンチ・レストランで、海側だけでなく、山側の景色を楽しんだり、ヌメアの街を一望することもできます。宿泊しなくても、新婚旅行でニュージーランドに行ったらぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。
エスカパード アイランド リゾート
メトル島にあるリゾートで、ヌメアのある本島からはボートで約20分ほどになります。このリゾートには、ニューカレドニアで唯一の水上バンガローがあり、海の上に立つひとつひとつのバンガローが客室になっていて、直接海に降りることもできます。
水上バンガロー以外にも、ビーチバンガローやガーデンバンガローがあるので、好みで選ぶのもよいでしょう。海が美しく、カヌーやウエイクボードなどのアクティビティも楽しめる島です。
新婚旅行で人気のニューカレドニアの観光スポットやアクティビティ
離島日帰りツアー
ヌメアの海も日本人から見ればとても美しいのですが、離島に行くとそれ以上に美しい海を楽しむことが出来ます。
そのため、離島滞在も魅力的なのですが、ヌメアに滞在したほうが費用は抑えられますし、買い物や地元の市場などの観光もしたいのであればヌメア滞在がおすすめ。
ヌメアに滞在しながら離島の海で遊びたい、という人のために、日帰りの離島ツアーがいろいろ用意されています。
送迎のみのものもあれば、アクティビティがセットになったものもあるので、好みのものに参加するとよいでしょう。
ウエイクボード
ボートに引っ張ってもらって、海の上をボードですべるウエイクボードもおすすめのアクティビティです。
難しそうに見えますが、意外と初心者でも挑戦しやすく、立てた時の達成感は最高。特にスノーボードなどの経験がある人なら、やりやすいかもしれません。
上達が早い人だと、ジャンプやターンまでできるようになることも。ニューカレドニアには、ウエイクボードが体験できるところがいくつもあるので、新婚旅行の思い出に、二人でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ダイビング
やはりニューカレドニアまで行くのなら、世界でもトップクラスの美しさを誇る海でのダイビングは体験しておきたいもの。
ニューカレドニアにはたくさんのダイビングスポットがあり、初心者向けのダイビングツアーもあるので、気軽に体験してみてはいかがでしょうか。
もちろん、経験者ならレベルに応じたダイビングツアーを選ぶこともできますし、ダイビングはちょっと自信がない、という人はシュノーケリングでも十分に楽しむことができます。
チバウー文化センター
ニューカレドニアは、もともと先住民が暮らしていた土地ですが、フランスの植民地となり、流刑地として使われていた時代もあります。
そうしたニューカレドニアの歴史や、古くからの文化などがわかりやすく展示されており、自然の中に溶け込むようにデザインされた建物も美しく、ニューカレドニアに行くなら一度は行く価値のあるところです。
小さな子供にはちょっと難しいかもしれないので新婚旅行で行くならよいのではないでしょうか。
まとめ
ニューカレドニアは、フランス領だったこともあって、いたるところにパリの洒落た雰囲気を残したリゾート地です。
日本人にも人気が高く、新婚旅行の行先としてもランキングの上位に来るのではないでしょうか。
非常に海が美しいので、ダイビングやカヌーなどのマリンスポーツを楽しみたい人にも最適です。ロマンティックな雰囲気のリゾートも多いので、新婚旅行にも最適でしょう。